【プロサッカーアナリストを目指す現役大学生の成長日記】vol.2 九州大学サッカーリーグ〜グループリーグ編〜
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【プロサッカーアナリストを目指す現役大学生の成長日記】vol.2 九州大学サッカーリーグ〜グループリーグ編〜

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こんにちは!

今日は、沖縄国際大学サッカー部でアナリストとして活躍中で、将来はプロサッカーアナリストを目指す平安名和樹(へいあんなかずき)さんの連載第2弾をお送りします。※これは「スポーツアナリティクス Advent Calendar 2021」の3日目の記事としてスポーツアナリティクスを盛り上げる企画に参加しています。(平安名さんの自己紹介も兼ねた第一弾もぜひご覧ください。)

今回は、今年10月から行われている九州大学サッカーリーグ2部大会に向けた練習と試合におけるアナリストとしての活動について綴っていただきました。

コロナ禍の影響で部活動が停止になったり、大会形式が変更になったりと、例年通りにはいかない部分もある中で、与えられた時間とチャンスを最大限に生かし、試行錯誤しながらリーグ戦で2勝を収めるまでの軌跡をぜひご覧ください。

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沖縄国際大学サッカー部で分析部署を設立して、アナリストとして活動をしています。平安名和樹(へいあんなかずき)です。私が今年からスタッフとしてTOPチームの分析をしている中で、10月から九州大学サッカーリーグ2部の大会が始まりました。その大会は現在半分が終わり、沖国大は一部昇格に向けてグループリーグを一位で通過することができました。そこで今回はグループリーグを一位で通過するまでの沖国大サッカー部の活動の流れを書いていきたいと思います。

例年とは違った九州大学サッカーリーグ

今年で第36回を迎える九州大学サッカーリーグは、例年だとホーム&アウェーのリーグ戦形式なのですが、今年はコロナの影響で大会の形式が変わりました。今回決まった大会形式は、まず二部にいる12チームを3チーム1グループの4グループに分け、グループリーグ戦を行います。そのグループリーグで上位2チームが決勝トーナメントに進むことができ、決勝トーナメントで決勝まで行くことができれば(上位2チームに入れば)一部昇格というW杯のような形になりました。今までのリーグ戦より試合数が少ない中で昇格のチームを決めるので、一試合一試合がとても大きな試合になると思っています。

2021年7月:コロナの影響による部活動停止−自粛期間中に行ったこと

新型コロナウイルスの影響により、7月の公式戦で一度部活動の練習が停止しました。
部活自粛中、選手たちはリモートで体幹トレーニングを中心にグループを作って練習を行い、私はオンラインサロンやサッカーの本を読むなどして分析スキルのアップデートを中心に行ってきました。トップチームの選手のひとりから、以前私がオリジナルで作っていたExcelのサッカーデータ集計シートに対して、「個人のデータも載せてほしい」という意見をもらいました。以前私が作ったデータ集計シートは、チームデータしかとることができなくて、集計するデータの種類も少なく、データ分析になっているか分からない状態でした。そこでコロナで部活が自粛の期間を使って、集計シートを改良し、個人データも集計できるデータ集計シートを作りました。以前の集計シートではデータの取れる項目が44項目だったのですが、改良した集計シートでは4000項目以上に拡大。セルの中に計算式をあらかじめ入れているので入力画面に数字を入力するだけでインタラクティブにデータが変化する形に作りました。

以前の集計シート
改良した集計シート(入力)01
改良した集計シート(入力)02

部活動自粛期間、このデータ集計シートを作り、いろいろ試しながら分析の勉強を行ってきました。このシートはまだまだ改良する必要はあるのですが、選手が求めているものを提供することができたことはとても良かったと思っています。

改良した集計シート(出力)01
改良した集計シート(出力)02

2021年10月:約3カ月ぶりの部活動再開

いよいよ、10月に入り、大会2週間前になりました。大学の規則により「大会がある部活動は大会2週間前にしか部活を再開することができない」という事になっていたため、非常に厳しい状況でした。選手たちは急ピッチで大会にコンディションを合わせないといけないですし、私は対戦相手の分析と自チームの分析を行い、大会に間に合わせる必要がありました。

グループリーグ初戦で対戦する相手の分析は練習が再開してからすぐ行いました。練習前には選手とスタッフ全員グランドで開始のミーティングを行い、練習が始まると私は大学の空き教室に移動し、選手が練習している間、別室で対戦相手の分析を行う形でした。

対戦相手の分析は、以前対戦した過去の資料などから映像を探して、それをFL-UXにアップロードして行っていました。プロの試合とは違い、大学では試合映像が出回らないので情報を集めるのがとても難しく、それだけでだいぶ時間が掛かってしまうことがあります。なんとか映像を入手でき、分析をしたのですが、ちょうど大会1週間前にトップチームが練習試合をすることになったので自チーム分析と対戦相手分析を並行して行いました。自チーム分析では映像と私が作成した集計シートを使い、試合後の1日後か遅くても2日後にはコーチと選手達に共有をしました。

第1戦:対戦相手を想定した準備で順調な滑り出し

対戦対手分析をしながら自チームのデータや映像分析を行ったりと、やるべきことがいくつかありましたが、大会1週間前には対戦相手の分析資料を作ることができました。できあがった分析レポートを共有する際、前回コーチ達には大会1週間前、選手達には大会3日前に共有をしていたのですが、私もコーチ達も「いろいろ試してみよう」という事で、今回は大会1週間前にコーチと選手たちに共有を行いました。その理由は、大会1週間前に選手に共有することによって大会があるその週に対戦相手を想定した練習メニューを組み、トレーニングすることができると思ったからです。

練習中の様子。右手奥が平安名さん。

実際、その週の水曜日に対戦対手を想定した紅白戦を行いました。スタメンで出る可能性があるA1チームと対戦相手の予想される試合内容を指示したA2チームを対戦させたのですが、A1チームがA2チームに3-0で負けてしまいました。これが大会本番ではなくて良かったと思いましたが、大会直前で出た課題をさらに修正し、大会本番を迎えることになりました。大会初戦、試合の結果は3-0で勝つことができました。大会当日、試合会場が福岡県だったので私はメンバーにビデオと三脚を渡し、沖縄に残ってチームが返ってきた時に振り返りの分析を行いました。

第2戦:リアルタイム分析を駆使して2-0で勝利

第1戦から3週間後、続く第2戦はホームでの対戦でした。第2戦も第1戦同様対戦相手の情報収集から行い、練習試合では自チームに分析も行いながらでしたが、第2戦の相手は直近の試合がすぐ手に入れる事ができたので、すぐ分析を開始することができました。とはいっても学校の授業もある中での作業だったので学校の空き教室で分析の資料をまとめて、授業の時間になると授業を受け、終わると教室に戻り再び資料作成をするという生活を送っていた感じです。そんな中第2戦を迎える事になりました。

第2戦はホームだったので私もピッチの上から試合を見て、試合開始には相手のフォーメーションが予想と合っているのかをチェックし、通信機器を使いベンチにいるコーチに情報を送るなどしてリアルタイムで分析を行っていました。ハーフタイムではコーチたちに事前に決めていたデータを見せ、自分が上から思ったことを伝えたりするなど試合の修正を行いました。第2戦は前半に得点を奪う事が出来なかったのですが後半に得点を奪うことができて、結果2-0で勝つことができました。

目指すは1部昇格

前回の試合と比べて、いろいろ分析のやり方や共有の方法を試しながら活動してきましたが、グループリーグの結果として一位で決勝トーナメントを決める事ができました。コロナの影響で大会2週間前に練習が再開し、急ピッチなスケジュールでの大会でしたが、選手たちのおかげで試合を勝つことができました。ですが、まだ大会は終わってはいません。12月に今度は決勝トーナメントがあり、そこで決勝まで進めないと一部昇格が決まらないので、次の試合がとても大きな戦いになってきます。私としても今まで以上にチームに貢献し、チームの勝率を1%でも上げられるように、試合に向けてこれからも頑張っていきたいと思っています。

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平安名さん、ありがとうございました!

次の試合は明後日12月4日(土)。平安名さんと皆さんの健闘を祈ります!

平安名さんのTwitterInstagramもぜひフォローしてください。


「自分たちも分析班を立ち上げてみたい」、「スマホで撮影した試合映像を有効活用したい」、「映像をチームで共有したいけど手間がかかる」、などなどの課題をお持ちの大学生、高校生の皆さん、いつでも、どこでも手軽にプレー分析ができるアプリFL-UX(フラックス)をぜひ試してみてください!(1ヶ月間のトライアル無料。クレジットカード情報の登録など不要ですので、安心してご利用いただけます。)

それではまた!



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