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【プロサッカーアナリストを目指す現役大学生の成長日記】vol.7 ゲーム分析とトレーニング分析の関係
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【プロサッカーアナリストを目指す現役大学生の成長日記】vol.7 ゲーム分析とトレーニング分析の関係

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こんばんは!

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。弊社本社のある東京では、まだ6月にもかかわらず、すっかり真夏の暑さが感じられるようになりました。
屋外でお仕事や練習などされる方は、熱中症などにはくれぐれもお気をつけくださいね。

さて、本日は、沖縄国際大学サッカー部でアナリストを務める、大学4年生の平安名和樹さんの成長日記第7弾をお送りしたいと思います!
(過去の連載記事はこちらからお読みいただけます。)

私たちが平安名さんに記事の執筆をお願いするようになってから1年ほどが経ちましたが、日々色々なことを吸収して成長を重ねられているのを、記事の内容や日々のご活動などから感じております。

そんな平安名さんが、連載第7弾のテーマとして設定してくださったのは「トレーニング分析」です。チームにとって効果的なトレーニングとは何か、またそれが実践できているか、というテーマについては、皆さま考えるところが多いテーマかと思います。そんな皆さまにぜひ、この記事の内容がご参考になりましたら幸いです。

それでは、平安名さん、お願いいたします!

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こんにちは!
当ページへのアクセスありがとうございます。「現役大学生の成長日記」として定期的に投稿させていただいている沖縄国際大学サッカー部アナリストの平安名和樹です。

私が大学に入ってプロのアナリストを目指すようになってから、いろいろ取り組んできたことをお届けしていきたいと思っております。よろしくお願いします。

前回は、「大学サッカーとプロのスカウティングの作成の基本的な違いや、資料を作りについて自分が意識している事」についてお話をしましたが、今回は「ゲーム分析とトレーニング分析の関係」についてお話していこうと思います。

アナリストの仕事の中でも中心になってくるのが、対戦相手の分析だと思うのですが、私はそれだけではないと思っています。対戦相手の分析に加え、相手個人の分析、自チームの分析、自チーム個人の分析、データ分析、トレーニング分析、と色々あると思います。私はそれらの分析は全て試合に結びついたものでなければいけないと思っており、今私たちのチームで改善をしているのが、ゲーム分析とトレーニング分析の部分です。自チームを強化するにあたり、試合で自分達がどうだったかの分析は大事になってきますし、そこから普段の練習はどのようにしていくのか?を考える必要があると思います。

分析の流れは週末に試合を行い、その試合で出た課題を改善するためにトレーニングメニューを考え、練習を行う。そしてそのトレーニングが実際に試合で出た課題を改善するメニューになっているのかを再び考え、問題があればメニューを修正し、トレーニングを行い週末の試合に臨みます。
サッカーの基本的なトレーニングの流れと同じです。試合で結果を出すためにはこのような一つ一つの日頃の積み重ねが非常に大事になってくると思っています。その流れから、日頃のトレーニングがゲームの課題を改善するトレーニングになっているのか分析をします。その分析は練習の「リアリティ」と「クラリティ」をいう部分を踏まえて、その練習の狙いは何なのか、その練習は適切かを考えます。

リアリティとクラリティ

最近、練習の中で、「リアリティとクラリティ」という言葉をよく考えさせられます。ゲーム→トレーニング→ゲームというゲームとトレーニングが結びついていないといけないという考えの中で、「その練習は実際の試合状況(リアリティ)に近いのか」それとも「技術や戦術的にチームに浸透させるための反復練習(クラリティ)に近いのか、」を考える事が大事になってくると思います。この「リアリティ」と「クラリティ」のバランスを考えるのは難しいです。チームによって時間的な制限や、人数的な制限、スペースの制限などが関係してくるので、これらを踏まえてトレーニングを考えないといけないからです。ゲームでの何が課題で、どこを切り取って練習するかによると思いますが、例えば、実際の試合の状況に合わせるためにコートをフルで取ってトレーニングを行えば、試合のリアリティは上がりますが、それ以外の練習スペースが無くなってしまったり、周りの休みの人数が増えたり、起こさせたい現象の回数が少なくなってしまうなど、練習のバランスが偏ってしまう事があります。今度はそれとは逆にシュートが課題だとします。ゴール前でパスを受けてからのシュート練習などでは、練習の反復回数は上がりますが、試合のリアリティの部分が下がってしまう場合があります。練習で正解、不正解はないですが、そうなってしまうとチームによっては質の高い練習ができなくなってしまう可能性があるので、そうならない為にリアリティとクラリティのバランスが必要だと思います。

バランスを考えて効率を良くするために、ゲームで何が現象としてあって、それが良かったのか、悪かったのか、その部分を切り取ってトレーニングに落とし込むのか、しないのか、トレーニングで何が狙いなのか、なぜそれをするのか、などを分析する必要があると思っています。
これらの考えは、監督やコーチが中心でするとは思いますが、私は練習で行うこれらを映像でサポートする事があります。自チームの振り返りの映像と近いのですが、監督やコーチが練習で試合の課題やトレーニングで意識する事を説明する際、選手達に共通で理解させるために映像は便利に働きます。映像は、試合で起きた現象から、チームが課題だと思っている部分を切り取ってそれをいくつか集めます。それに対してプロの選手や他のチームの参考になるプレーを抽出してまとめて、それをスタッフと確認して選手たちに共有します。これらを行うためにはアナリストが監督やコーチの考えを理解することはもちろん、コーチ達がイメージしている映像を見つけないといけないですし、自分達チーム以外の試合も見ていないといけないです。私もJリーグや海外のチームの試合を見ながら、「このプレーはうちのチームで意識させたいところ」を見つけてコーチ達と確認する事があります。映像を作る際には映像のスケッチの仕方や時間や選手の事も意識する事が必要です。イラストで映像を見やすくしたり、意識させたいところをテキストで書いたり、アナリストが得意としてできるところだと思っています。

私が現在所属しているチームで普段している事を紹介してきましたが、まだまだ改善の余地があると思っています。冒頭にもお話しましたが、それらの分析は全て試合に結びついたものでなければいけないと思っていますし、日頃からの練習の積み重ねがチームの強化、分析の強化に繋がると思っています。チームでは部員も比較的多く、練習時間も短く設定させているのでその中でチーム全体が質高く、雰囲気良く練習を行えるようにアナリストは映像やデータ、コミュニケーションからサポートしていく存在だと思っています。

トレーニングでコーチとやりとりをしている平安名さん、写真真ん中

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平安名さん、ありがとうございました!

平安名さんのTwitterInstagramでは学生アナリストとして活動される平安名さんの日々の発信をご覧いただけますので、ぜひフォローをお願いいたします。同じようにアナリストを目指されている学生の皆さんも、ぜひご覧になってみてくださいね。

それではまた!


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