【FL-UX User’s Voice vol.3】サッカーアナリスト山本兼史さん〜中編〜アシスタントコーチ兼アナリストとしての日々の活動

【FL-UX User’s Voice vol.3】サッカーアナリスト山本兼史さん〜中編〜アシスタントコーチ兼アナリストとしての日々の活動

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こんにちは。

サッカーアナリスト 山本兼史さんへのインタビューの中編です。(前編はこちらから)

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(RUN.EDGE)今実際に取り組んでいるアナリストのお仕事というのは、このnoteの読者の方もあまりピンと来なかったりする部分があると思いますので、大まかな仕事の内容を教えていただけますか?

(山本さん)仕事内容としては大きく3つです。1つ目が自チーム分析、2つ目が相手チーム分析、3つ目はその他いろいろという感じです。3つ目のその他いろいろというところは、試合のモチベーション映像を作ったり、クラブの強化部が獲得しようとしている選手の映像集を作ったりという話も聞いたことがあるので、結構何でも屋さんみたいな感じです。

(RUN.EDGE)何でも屋さんなんですね。少し意外に感じられた読者の方もいらっしゃるかもしれません。日頃の過ごし方・スケジュールはいかがでしょうか?

(山本さん)僕の場合はコーチングスタッフと同じ動きになりますので、午前中はトレーニングの90分前くらいに練習場に入って準備をして、練習に参加します。練習後に昼食をとって、午後は監督やコーチとの打ち合わせがあります。その週に選手に見せる映像を監督に事前チェックしてもらったり、コーチのリクエストを受けて映像を作成したり、練習のプランニングなどを行います。午後のこの時間はクラブハウスで仕事をするコミュニケーションの時間というイメージで、夜になってやっと自分が担っている分析などの仕事を行う時間という感じです。

(RUN.EDGE)いつ山本さんが普段担っているお仕事をする時間のお話をしていただけるのかと思っていましたが、やはり夜なんですね。(苦笑)

(山本さん)そうですね。大きいクラブとかだと、アナリストは練習に出ずに、その間に作業を進めておくというのもあるみたいですが、僕の場合はアシスタントコーチという役割もいただいているので、分析の仕事は夜になりますね。

(RUN.EDGE)想像されていた部分もあるかと思いますが、ハードワークではないですか?

(山本さん)はい、この仕事をしていて一番思うのは、仕事に終わりがないということですね。例えば、5試合分析するより、7試合、10試合と分析した方がいいに決まっていると思うんですけど、そのラインをどこに設定するかっていう部分ですね。究極を言えば終わりがないというか。そこは教員の頃とプロの個人事業主として働いている今との違いで、仕事の終わりは自分で決めないと身体が壊れてしまうなとは思いますね。(笑)一方で何時間仕事をしたかどうかではなく、アウトプットの質だけで評価されるので、自分でコントロールしつつも成果も上げないといけないというところもバランスは必要かと。

(RUN.EDGE)この辺りはアナリストを目指されている読者の方にもリアルな部分としてお伝えしておいた方がいいですね。

(山本さん)はい、たとえサッカーをじっくり見る目が優れていたりしても、毎週試合があったり過密日程になると、どこかを削ったり落とし所を見つけて仕事をしていかないと全部中途半端になってしまうのかなとは思います。

(RUN.EDGE)なるほど、ありがとうございます。ちなみにオフの日はどのように過ごされているのでしょうか?

(山本さん)シーズン中に実際オフになるという日はないと思います。むしろチームがオフの日は練習がないので一番仕事が捗るんですよね。これは僕自身が仕事熱心とかっていうのではなくて、ほとんどの人がそうだと思います。

(RUN.EDGE)そういった部分が着任される前の想像と実際に着任された後でギャップに感じている部分だったりしますか?

(山本さん)ギャップというよりは24時間自分の好きなサッカーに触れていられるということ、それ自体が仕事になっているということがとても幸せだなと感じています。それまではいくらサッカーのことを考えてもそれが仕事になることはなかったので、本当に今が幸せだなと。

(RUN.EDGE)まさに天職に就けたという感じですね。そんな天職で、一番やりがいや達成感を感じる瞬間はどんな時ですか?

(山本さん)一番は監督の決断の材料を提供できたと感じた時ですね。例えば、監督が次の試合のプランを決めたとすると、その決断の材料の一部を作っているのは僕なので。さらにその決断が結果に結びついた時はダイレクトに喜びを感じる瞬間ですね。

(RUN.EDGE)なるほど、分析分析と最近はよく言われていますが、試合の勝敗を分ける大きな要素になっているんですね。

(山本さん)そうですね。そのつながりでいくと、自分が最初に関わった試合中に、自分がスタンドから見ている試合の状況をコーチ陣に伝えたんです。そしたら、監督が僕の言った情報をそのまま選手に伝えたことがあったんです。毎試合こういうことがあるわけではないですが、その時は重圧というか重たい仕事をしているなという感覚がありました。

(RUN.EDGE)それは責任重大ですね。しかも最初の試合で。

(山本さん)最初の試合だったので、試す意味もあったとは思います。ただそれもほんの一部に過ぎなくて、練習メニューや紅白戦のメンバー編成なども僕が見せた映像をもとに決める部分もあるので、僕の見立てが間違ってしまうと全く意味のない試合への準備になってしまいますし。

(RUN.EDGE)なるほど、本当に重要な役割を任されているんですね。

(山本さん)はい、特に今は選手交代が5人に増えているので、試合中の相手の布陣変更やメンバー交代の予想を読み間違えると、ベンチに入れられる18人含めたゲームプランが崩れてしまいます。相手のアタッカーのタイプによってこちらのディフェンダーのタイプも変えたりしますし。かなりサッカーが変わってきていて、分析の重要性が増しているなと思います。

(RUN.EDGE)そうなんですね。現代のサッカーは試合中にも選手の配置や立ち位置が目まぐるしく変化すると言われますからね。

(山本さん)JFLでもそこは感じます。ポジションチェンジや立ち位置の変化はよくあるので、そう言ったピッチ上で起きている現象を理解して整理するという“眼”は鍛えていかないといけないなと思います。

(RUN.EDGE)分析には“眼”が大事ということですね。ここからは山本さんの分析活動を手助けしている分析ツールについてお話ししたいと思います。山本さんには弊社のFL-UXをお使いいただいておりますが、まずはFL-UXをご利用されるようになるまでのきっかけをお話しいただけますでしょうか?

(山本さん)きっかけは、プロアナリストの杉崎健さんのサロンで紹介されたことです。高校のサッカー部を見ていた時代はFL-UXを個人で契約していましたが、今はクラブとして契約しています。

(RUN.EDGE)FL-UXとの出会いも杉崎さんとのご縁だったのですね。FL-UXをはじめ映像分析ツールの活用が浸透して来ているようですが、そもそも映像分析の重要性や必要性に関して山本さんはどのようにお考えですか?

(山本さん)そうですね。重要性を超えてもはや前提になっているかなと。それこそ育成年代でも徐々に取り組み始めているのではないかなと思います。

(RUN.EDGE)映像分析が前提になっているというお話しでしたが、具体的にはどういった点で映像分析が必要になっているのでしょうか?

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いかかでしたでしょうか。

続いて、後編の記事では、アナリストとしての日々の活動に映像分析をどう取り入れているか、などについてさらに詳しく聞いております。


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それではまた!


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