【プロサッカーアナリストを目指す現役大学生の成長日記】vol.3 九州大学サッカーリーグ〜決勝トーナメント編〜
見出し画像

【プロサッカーアナリストを目指す現役大学生の成長日記】vol.3 九州大学サッカーリーグ〜決勝トーナメント編〜

FL-UX_Realtime Analytics by. RUN.EDGE Limited.

こんにちは!

いよいよ年末ですね。2021年、あっという間でした・・・。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

今日はお待ちかね、沖縄国際大学サッカー部でアナリストを務める平安名和樹(へいあんなかずき)さんの成長日記、vol.3をお送りします!
(よろしければぜひ、vol.1vol.2も読んでみてください!)

12月4日、5日に出場した九州大学サッカーリーグ決勝トーナメントについて、試合前の準備や当日の様子、大会を通しての学びなどについてまとめていただきました。
将来はサッカーアナリストとしてプロクラブで活躍したいという高い志を持ち、学生アナリストとしての活動真っ只中の平安名さんの等身大の記録は、私たちが読んでいても気づかされることや学ぶことが沢山あります。ぜひ、楽しみにご覧ください。

(ここから、平安名さんの記事です。)
====================================
前回、vol2で九州大学サッカーリーグ2部の大会「グループリーグ編」に向けて沖国大サッカー部での私の活動内容を書いてきましたが、今回はその続編で12月4日~12日の間に熊本と福岡で行われた九州大学サッカーリーグ「決勝トーナメント編」での活動になります。

大会は12月4日の準々決勝から始まり、5日に準決勝、12日に決勝と3位決定戦が行われる日程でした。4つのグループでリーグ戦を行いそれぞれのグループで勝ち上がった上位2チーム、合計8チームによる決勝トーナメント戦。そこで2勝すれば一部昇格を決める事ができました。私はアナリスト兼マネージャーとしてチームの遠征に帯同し、大会に臨む事になりました。大会の結果としては4日土曜日の準々決勝は4-3で逆転勝利し、翌日日曜日の準決勝では1-2で惜しくも負けてしまいました。土日の試合を2回勝つことができず、一部昇格を決める事が一歩届きませんでした。準決勝の一週間後に行われた3位決定戦では7-2で勝利することができ、最終的な順位は3位という結果で大会を締めくくりました。一部昇格はできませんでしたが、私自身遠征にも初めて参加させてもらい、この大会を通して多くの事を学ぶ事ができました。今回も前回に引き続き、私が大会で行った活動や学んだ事を下記で紹介していきたいと思います。

連戦に備えた対戦相手分析

九州大学サッカーリーグ、グループリーグが終わり、決勝トーナメントの対戦相手が決まり次第、私はすぐに対戦相手分析の作業に取り掛かりました。グループリーグの分析と同様、対戦相手の試合映像を入手するのはとても苦労しました。前回のグループリーグとは違って今回の決勝トーナメントでは連戦になるので対戦相手分析は初戦にあたるチームと、勝ち上がってくるチームを予測して2校分を同時に行っていました。もし勝ち上がってきたチームが予想して資料を作っておいたチームでなかった場合は大会初戦が終わり次第映像を確認し、分析することになるのですが、予想して資料を作っておいたチームでも直前の映像は確認して資料のアップデートを行っていました。

九州大学サッカーリーグ決勝トーナメント

【大会前】
今回、アナリストとしてチームに加わってから初めての遠征に参加させてもらい、マネージャー兼アナリストという立場でチームのサポートをしました。沖国サッカー部は今まで2年生マネージャーが遠征には帯同してチームのサポートをしていたのですが、遠征に行ける人数が決まられていたので今回は私が行くことになり、マネージャーの業務も引き継ぐ形となりました。マネージャーの業務は初めてだったので2年生のマネージャーから内容を聞いて覚えるようにしていましたが、マネージャーの遠征時の業務の多さに正直驚きました。
大会の4日前には初戦の相手と次の予想相手の分析資料は出来上がっていました。コーチ達との事前のミーティングでは、まず「選手達には初戦に集中させる」という事だったので、最初の対戦相手の分析資料だけ事前に共有を行い、次の相手の資料は大会2日目に共有する形で試合に臨みました。

【12月4日 準々決勝】
大会1日目準々決勝、同じ会場で私たちの試合の前に次対戦する相手の試合が行わるので、会場には選手達より先に行き、ビデオ撮影をしました。その後に選手たちが会場入り、ビデオ撮影を終えたら選手たちと合流し、アップの手伝いなど行い試合を迎えました。試合は寒さや慣れない緊張感もあり、試合序盤は落ち着かない試合運びで前半のうちに2失点をしてしまい前半を終えました。後半は気持ちを切り替えて前に出る攻撃を仕掛け4得点をあげ、逆転勝利で準決勝進出を決めました。初戦が終わったその日のホテルで、撮影した試合映像のアップロードやメンバーとフォーメーションの確認、試合の様子をチェックし、コーチと共有する流れで2日目を迎えました。

【12月5日 準決勝】
大会2日目準決勝、自分が勝ち上がりを予想していたチームが準々決勝に勝利したので、昨日の試合の情報も付け加えて資料を作りました。朝にコーチから「試合前のミーティングで作成した資料の発表ができるか?」と言われ、私はこの日に初めて選手達の前でプレゼンをする機会をもらいました。発表はバスの中で事前に渡しておいた資料をそれぞれ携帯で見ながら、私が重要な項目を説明する流れでミーティングを行いました。試合は予想していた注目の選手を起点に警戒していた形から点を取られ、2点リードを許す形で前半を終えました。そこから後半は開始早々1点を返しますが、相手の粘り強い守備を崩しきれず、負けてしまいました。
準決勝が終わった後、一度沖縄に戻り、一週間後に今度は福岡で3位決定戦がありました。そこには今度マネージャーが行くことになり、私は対戦対手の資料をコーチ達に送って試合を見届けました。試合は7-2で勝ち、結果3位(去年は6位)で大会を終える事になりました。

大会を終えて

大会を終えて、昨年度より成績は上がりましたが、非常に悔しい結果でした。振り返ってみると大会2日目の選手達への発表で、事前に渡した資料のページ数が多すぎたこと、発表で上手くまとめて発表できなかったことを反省しました。その一方で自分自身、選手たちの前でプレゼンする事やマネージャーの業務を経験することができ、この経験から多くの事を学びました。

特に学んだ事は、アナリストにとって情報をまとめる力、決断力が重要だと肌で感じる事ができた事です。

大会2日目で選手たちにプレゼンをする時、資料の中にある情報の中から何を選んで発表するのか、それをどうまとめて伝えるかで選手たちの試合に臨む気持ちが変わってくると思いました。

私もまだまだ勉強中ですが、選手によってそれぞれ情報を処理できる量が異なるので、分析を細かくすればするほど良いという事ではないという事です。選手一人一人が処理できる情報の量に合わせて映像を使ったり、言葉で説明したり、ボードを使ったりとアナリストはそこを読み取って工夫する事が大事だと思っています。私が今年からサッカー部で分析を始めてから、映像を中心に選手たちとのコミュニケーションする機会は増えましたが、選手一人一人にもっと合わせた内容や話し方をする必要があると思いました。

その上でさらに大事になってくるのが決断力だと思います。分析で相手の特徴が多くある場合はそれを全て選手に伝えるのではなく、その中でも“ここ“というポイントを選んで言い切るという決断力。それによって選手達は迷いづらくなりますし、情報の整理がしやすくなると感じました。それができるようになるためにはまだまだ経験が必要だと思っています。

この大会が終わって、オンラインサロンでお世話になっている杉崎さんや他のサッカー関係者の方からフィードバックをもらいました。作った資料の内容、発表した時間、サッカーの見方、選手達とのコミュニケーションの仕方、多くの事に気づくことができました。来シーズンに向けてそこで得た事、学んだ事を今後に活かしてこれからも成長していけるように頑張っていきたいと思っております。
====================================

平安名さん、ありがとうございました!

来月の更新も、ぜひ楽しみにしていてくださいね。

平安名さんのTwitterInstagramもぜひフォローをお願いいたします!

「アナリストを目指して活動したい」、「スマホで撮影した試合映像を有効活用したい」というような想いを持った大学生、高校生の皆さん、そして、「選手のフィードバックに映像を使いたいが手間がかかってしまう」、「選手とのコミュニケーションをリモートでも効率的に行いたい」、などの課題をお持ちの指導者の皆さま、いつでも、どこでも手軽にプレー分析ができるアプリFL-UX(フラックス)をぜひ試してみてください!(1ヶ月間のトライアル無料。クレジットカード情報の登録など不要ですので、安心してご利用いただけます。)

それではまた!



FL-UX_Realtime Analytics by. RUN.EDGE Limited.
サッカー、バスケなどのスポーツの戦術分析を中心に発信します。 映像分析ツールFL-UX(フラックス)の製品情報は下記サイトから (サッカー)http://fl-ux.run-edge.com (バスケ)https://basketball.fl-ux.run-edge.com/