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【鳥の眼で観る欧州CL】【ぶつかり合う長所と短所】バイエルンvs PSG マッチプレビュー

こんばんは!
FL-UX マーケティングチームです。

さて、今回のとんとんさんによる「鳥の眼で観る欧州CL」は、いよいよ明日2月15日(水)5:00にキックオフの、バイエルンvsPSGのマッチプレビューです。

両チームの戦術分析は、下記からご覧いただけます。

バイエルン

PSG

それでは早速、マッチプレビューをお楽しみください!

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CL決勝トーナメント1回戦にして、今大会屈指のカードが実現した。

メッシ、ネイマール、ムバッペを擁するパリ・サンジェルマンとドイツの雄バイエルン・ミュンヘンのカードだ。

19-20シーズンCL決勝ではバイエルン、20-21シーズンCLのR-8ではパリ・サンジェルマンに軍配が上がっており、今回も激戦が予想される。

ボール保持率の高い強豪同士の戦いは、ボールをどちらが握るかという点すらも読みにくいものとなっている。おそらくホームで戦うチームがボールを握ることになるだろう。
両チーム長所と短所が明確であり、ボール保持によって優位性がどちらに転ぶかという点も読みにくい。

PSGは、プレス回避のレベルが非常に高い。しかし、メッシ、ネイマール、ムバッペ(故障により欠場の可能性が濃厚)を前線に据えているため、セット守備・プレッシング共に難しいものとなる。
逆にバイエルンは圧倒的なプレッシング力を誇るものの、攻撃面ではW杯以降停滞感を見せる試合が多くなっている。

いくらPSGのプレス回避が巧みであっても、バイエルンのプレスを掻い潜るのは一筋縄にはいかない。となるとボールは自然とバイエルンが多く握ることになりそうだ。
逆にPSGの守備面は付け入る隙があるが、バイエルンの攻撃も効果的に展開されていかない。

つまり、各局面でチームの武器同士、不安材料同士がぶつかり合う形となるのだ。

そういった中で、武器と不安材料がぶつかる局面がある。それはPSGのカウンターとバイエルンの被カウンター対応だ。バイエルンがボールを握る展開であれば訪れやすいシチュエーションとなる。

PSGはメッシ・ネイマールのアジリティやドリブル技術、ムバッペの圧倒的なスピードを活かしたカウンターが大きな武器となっている。スピードあるハキミも幅と厚みをもたらすことができる。

対するバイエルンは攻撃が停滞するうえに被カウンターで中盤をプロテクトする選手がキミッヒのみの状況となる。この部分に手を加えない限り、バイエルンにとっての大きな不安要素となるだろう。スピードがあるとはいえデイビスの被カウンターにおける立ち位置は高くなっており、右SBの新戦力カンセロは攻撃的な選手だ。キミッヒの相方となるゴレツカの位置も高いため、危険な状態に陥る可能性は高い。

そういった中でPSGにとって大きな痛手となるのが、ムバッペの負傷だ。爆発的なスピードを活かしてカウンターにおいて大きな脅威を与えることのできるムバッペはバイエルン戦の欠場が予想される。仮に間に合ったとしてもトップフォームであるか定かではない。

メッシも同様に脚に違和感を抱え欠場の可能性が高い、厳しい状況だ。
カウンターで優位性を見せたいPSGであったが、ムバッペとメッシの欠場でそこに陰りが見えるとなると、代役の選手で試合へのアプローチを変える等ガルティエ監督の手腕に注目が集まる。

逆にバイエルンは、攻撃にシーズン序盤のような流動性が戻り、被カウンター対策に効果的な一手を打つことができれば、PSG戦の勝利だけでなく一気に頂点に届く可能性も見えてくる。

PSGはネガティブ・トランジションとセットの両守備局面においてヴェラッティにかかる負荷が大きい。彼がバイエルンの攻撃にいかに蓋をするかという点は非常に大きなポイントとなる。

被カウンターにおいては、キンペンベが負傷しているもののマルキーニョスを中心にDFラインの統率がとれており、バイエルンに比べて被カウンター対応が優れている。オープンな展開となれば、PSGのディフェンスラインの連携も見どころの一つとなる。

長所と短所の明確なチーム同士の対決は、落ち着いた展開で明暗がはっきり分かれるのか、はたまたオープンな展開となるのか?

激戦必至の好カードに要注目だ。

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とんとんさん、ありがとうございました!
両チームの戦い、楽しみですね!

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それではまた!

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