
「鳥の眼」で観るW杯2022〜この選手は見るべき!!ブレイク候補大全【CB・SB編】
こんにちは!
FL-UXマーケティングチームです。
さて、今回も引き続き、とんとんさんによる『「鳥の眼」で観るW杯」シリーズをお送りします。
今回は、ぜひ注目したい各国選手、CB・SB編です。
(アタッカー編、MF編もぜひ合わせてお楽しみください。)
それでは早速、とんとんさん、お願いいたします!
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11/20に開幕を控えた2022カタールW杯。
各国シーズン真っただ中の冬季開催は、過密日程に拍車をかけるものである。選手の疲労を考慮すると、W杯は総力戦となるだろう。
そういった背景のため、通常では出場機会に恵まれない選手にもチャンスが訪れやすい。つまりは若手プレイヤーや、これまで過小評価を受けていたプレイヤーがブレイクを果たすチャンスも大きいということだ。
ここではブレイクの期待される若手プレイヤー、そして現状過小評価されており評価を高める可能性を秘めたプレイヤーをピックアップしていく。
■CB編
CBでブレイクが期待される大注目の若手が2人いる。
Not all goodbyes are sad 👋@Acronis | #CyberFit pic.twitter.com/FNMqZOdIWA
— AFC Ajax (@AFCAjax) January 17, 2022
まずオランダ代表アヤックス所属21歳ユリエン・ティンバーである。CBとしては非常に小柄な182cmでありながら、スピードと抜群のボールコントロールを活かしたビルドアップで大きな存在感を放っている。長身の選手を相手にどこまで空中戦で戦えるかにも注目だ。

そしてクロアチア代表RBライプツィヒ所属20歳ヨシュコ・グヴァルディオルだ。185cmの彼はフィジカルの強さに加えて機動力、安定したビルドアップ、時にSBをもこなすことのできる万能型レフティだ。運ぶドリブルと軸足裏を通すパス、キックフェイントを武器にビルドアップでの幅を増やしている。

セリエAのクラブからは、セルビア代表フィオレンティーナ所属25歳ニコラ・ミレンコビッチを挙げたい。195cmの彼は正確なフィードに加えてセルビア人らしく肉弾戦にも強く、リーグ戦ではナポリのオシムヘンをも抑え込む活躍を見せており、ワールドカップでの活躍も期待される。
プレミアリーグからはガーナ代表サウサンプトン所属23歳モハメド・サリスと、デンマーク代表クリスタルパレス所属26歳ヨアキム・アンデルセンを挙げる。

サリスは191cmと長身で空中戦に強い。SB背後までカバーできる能力とゴール前での的確なシュートブロックでゴールにカギをかけることのできるレフティだ。

アンデルセンも192cmと長身で空中戦に強い。プレミアリーグでの1試合あたり空中戦勝利数はリーグ6位の数字だ。前進して攻撃の芽を潰す動きに加え、なんといっても正確なフィードが持ち味となっている。こちらも1試合平均ロングボール本数でリーグ7位と上位に入っており、1本のパスで攻撃を推し進めることのできるプレイヤーだ。

アジア勢の要注目選手は韓国代表ナポリ所属25歳キム・ミンジェだ。クリバリーの後釜として加入した彼は、今季のナポリの大躍進を最後方から支えている。安定したビルドアップとゴール前でのカバーリングや体を張ったディフェンスが持ち味の選手である。
■SB編

現状以上に評価されるべきプレイヤーの筆頭が、フランス代表ACミラン所属25歳テオ・エルナンデスだ。縦への推進力はもちろんのこと、ハーフスペースに絞った位置では高低どちらでもプレーすることが可能なプレーエリアの広い選手だ。クロスやシュート等得点に直接関与することができ、守備においては184cmの長身とフィジカルも活かすことのできる、世界屈指のSBである。

若手ではクロアチア代表バイエルン・ミュンヘン所属22歳ヨシプ・スタニシッチに注目だ。右SBの彼はパスで組み立てる能力が高く、的確なタイミングで中央に絞る偽SBとしてのプレーも得意としている。スピードこそないものの187cmの長身を活かした守備の面にも期待される。

同じくブンデスリーガの選手では、ドイツ代表RBライプツィヒ所属の24歳ダヴィド・ラウムにも期待がかかる。昨シーズンはリーグ戦32試合で3ゴール11アシストを記録した左SBの武器は何といってもその正確なクロスだ。ドイツ代表では大外に張り正確なクロスを供給する役に徹しており、日本の脅威になりうる存在でもある。
Beautiful from every angle. 🔭 pic.twitter.com/0RaLeExOuf
— AFC Ajax (@AFCAjax) January 25, 2022
元アヤックス所属でパスやポジショニング能力の高いモロッコ代表24歳ノゼア・マズラウィは、所属のバイエルン・ミュンヘンで出場機会を増やしている。

抜け出しのスピードと小気味良いパスワークが武器のアメリカ代表ボルシアMG所属19歳ジョー・スカリーはブレイク予想の大穴となるポテンシャルを秘めている。

同様に、オランダ代表レヴァークーゼン所属21歳ジェレミー・フリンポンも期待の若手だ。内外いずれでもプレー可能で、171cmと小柄ながらも驚異的なアジリティとスピードで敵陣を穿つ、アタッカーとしても通用する攻撃的右SBだ。
Filip Kostić for @Eintracht ⚽️#UEL pic.twitter.com/tYoUPgaMaW
— UEFA Europa League (@EuropaLeague) March 30, 2022
ベテランでは、セルビア代表ユベントス所属30歳フィリップ・コスティッチの勢いが止まらない。左WBを務める彼は屈強なフィジカルと推進力で左サイドを駆け上がり、力強く正確なクロスを活かしたアシスト能力が武器となっている。ワールドカップでの活躍も期待されるプレイヤーだ。
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とんとんさん、ありがとうございました!
いかがでしたでしょうか。
各国代表の勝敗も気になるところですが、有力選手の活躍にも注目して見ると、また違った楽しみ方もできそうですね。
さて、こちらのnoteでは、「鳥の眼」シリーズでおなじみとんとんさんによるW杯関連の記事を今後も公開してまいりますので、ぜひフォローをお願いいたします!また、とんとんさんご自身が運営されているブログもぜひチェックしてみてくださいね。
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