
【新企画】「鳥の眼」で観るUEFAチャンピオンズリーグ〜マッチプレビュー:パリ・サンジェルマンvsレアル・マドリード〜
こんばんは!
さて、今回は、とんとんさんとRUN.EDGEのコラボ企画としてスタートした『「鳥の眼」で観るUEFAチャンピオンズリーグ』シリーズとして、いよいよ2月16日に初戦を控えたパリ・サンジェルマンvsレアル・マドリードの展望をお送りさせていただきます。
なお、とんとんさんに書いていただいたパリ・サンジェルマン、レアル・マドリード両チームの戦術分析記事も公開しておりますので、もしまだチェックされていらっしゃらない方は下記のリンクからぜひ見てみてください。
それでは、とんとんさん、よろしくお願いいたします!
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【CL展望】パリ・サンジェルマンvsレアル・マドリード
PSGとレアル・マドリードは似た性質を持ち合わせている。
4-3-3のシステム
強力な3トップを擁する
中盤とDFラインの負荷が高い歪な守備構造
最終防壁となるCBはバランスの取れた好プレイヤーが並ぶ
そんな中で攻撃スタイルの違いが一つのポイントとなるだろう。複数のポジションチェンジを用いるレアル・マドリードは引いた相手に対してもこじ開けるための手札が多くなっている。反面、ポジション移動による全体のバランス欠如からリスク管理に弱みが出る可能性がある。
一方でPSGの攻撃はポジションチェンジ自体少なく個人の持つクオリティに託す部分も大きい。そのため攻撃の手札は多くないものの、CBとアンカーの配球力も活かし、配置バランスを保ったまま攻撃を行うことができるというメリットがある。
攻撃スタイル、それによるリスク管理に影響され、「カウンター」がどのように発動するのかは見どころとなる。
SBも極端に絞って守るPSGに対して、正確なサイドチェンジを蹴ることのできるクロースやモドリッチ、外に張っているケースの多いヴィニシウスやアセンシオといったWGのプレイヤーがいかにして打開を図るのか。逆にPSGは3トップの守備ラインをいかに中央から突破し3センターへの負荷を強いるかといった点も勝負のポイントとなるだろう。
レアル・マドリードのカウンターにおいてヴィニシウスのスピードは必要不可欠のものとなっており、彼に代わるスピードスターは存在しない。しかしサイドに強みのあるPSGの攻撃に対し、状況に応じて彼にもある程度引いて守らせる必要も出てくる。そうなった際にいかにカウンターへの筋道を立てるか、そして右WGに入る選手がいかにベンゼマとヴィニシウスの負荷を軽減できるか、そのパフォーマンスにも期待がかかる。
また、レアル・マドリードの攻撃における「クロス」をめぐる攻防にも注目だ。両チームともにクロス対応におけるゴール前の守備人数の少なさがネックになる中、PSGに無くてレアル・マドリードにある攻撃カードが、ベンゼマのような「高さ」を活かした攻撃だ。
彼をいかに自由にさせないか、いかに速攻に移るかという点はポイントになってくる。
どちらもプレッシングに特徴を持つチームではなく、丁寧にパスをつないでいくスタイルとなっている。つまりは守備面の粗、攻撃の特徴というのが目に見えて出やすいため、試合中の両指揮官の采配にも注目だ。
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とんとんさん、ありがとうございました!
いかがでしたでしょうか。両チームの対決がより楽しみになりましたね。
これからも、16チームの戦術分析、およびマッチプレビューを更新していきますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。
それではまた!
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